個人的VOCALOID楽曲アワード2019

 

 

皆さんこんにちは、中学生の時から趣味嗜好が一切成長しなかった結果20歳にもなって未だにメカクシ団を名乗っている雷来です。

 

大体自分くらいの世代のオタクの大半は1度はVOCALOIDを通過して来ていると思うのですが、皆さんは最近のボカロ曲をどれくらいご存知でしょうか?正直2011~2013年頃で止まってるオタクが多いんじゃないかと思います。

 

と言うわけで、今回はこの1年も全く飽きること無くVOCALOIDを聞いていた自分が超個人的に気に入った楽曲を作曲者別にざっくりと紹介して行きたいと思います!

当初はキリ良く50人でいく予定だったのですが、時間と文量的に限界を感じたので泣きながら30人まで削りました…。ここに載せていない曲でもマジで良曲だらけなので、興味が出た方は是非自分に聞いてください!早口オタクを回避したい人はニコニコ動画等で直接調べてみて下さい。

※本来はクリエイターの方々には敬称を付けるべきなのですが、紹介という形式の都合上文章の読みやすさを重視して敬称略で書いています。

 

 

1.ビターチョコデコレーション/syudou feat.初音ミク

2019年の看板曲

 

2019年最初の大当たり。これは今年も期待出来そうだな〜と非常にワクワクした一曲でした。

ヤスタツのダークな雰囲気のイラストもさることながらsyudouの中毒性のある調声と音作りが光りまくっていて、このペアの親和性の高さが最強過ぎて…はちゃめちゃに良いんすよ…。

他にも今年投稿の『コールボーイ』・『ボニータ』もバチクソにカッコ良いので、是非併せて聞いてみて下さい。

 

 

2.乙女解剖/DECO*27 feat. 初音ミク

VOCALOID界のイチロー

 

今、現役ボカロPの中で最強は間違いなくこの方でしょう。2008年にデビューしてからずっと最前線を走り続けているのは正直よく分かりません。

この人のマジで凄い所は年々変わっていくボカロオタク達のニーズにガッチリハマったものを毎回作り上げてくるところなんですよね。進化し続ける最強…。

同年だと「アンドロイドガール」もお気に入りです。と言うか今年出た新アルバムの曲は全部シンプルに強いので、昔のボカロ曲しか知らない…という人はまずDECO*27から入ると良いと思います。

 

 

3.ぜろ/ピノキオピー feat. 初音ミク

天上天下唯我独尊

 

DECO*27同様VOCALOID黎明期から活動を続けている古豪の一人。この方も昔からクオリティの高い楽曲を作り続けている素晴らしいクリエイターです。

ピノキオピーはボカロ曲において暗黙のタブーと化していた「人間の起用」の先駆けと言えます。自らの声をVOCALOIDの裏に乗せる手法はそれまでの常識を破壊するもので、VOCALOIDという電子の存在に対して拗らせた信条を抱えていたオタクには受け入れ難いものでした。しかしVOCALOIDと人間の融合がVOCALOIDというコンテンツを新しいステップへ押し進めたことは間違いありません。

この曲も含め基本的に投稿される楽曲は全て裏にはピノキオピーの声が入っています。その為、サイケデリックな雰囲気が強い曲ながらVOCALOID特有の電子音的な部分は緩和されているので、久々にボカロを聞く人にもおすすめできるボカロPです。

 

 

4.アンヘル/かいりきベア feat. 鳴花ミコト

どうせお前らこんな曲が好きなんだろ?

 

そうでーす。

今年発売された新ボーカロイド「鳴花ヒメ・ミコト」のデモ楽曲。かいりきベアは企業案件ほど良い曲が多いイメージがあります。この曲もめっちゃカッコいい。

この方は畳み掛け方とか歌詞の出し方とか韻の踏み方とか全部完璧に「理解ってる」んですよね…。自分のことを好きなオタクがどんな楽曲を求めているのかを完全に理解している……流石なんだ……。

 

 

5.卑屈の脳内/青谷 feat. 重音テト

やめてくれ、その歌詞は俺に効く

 

やめてくれ。

まあ青谷の曲は全部心の奥底の澱みをひっくり返してくるような楽曲ばかりなんですけれども…。

こんな如実に自分の醜悪さを表現されることある…?聴いていて辛くなるけど無限に聞いてしまう…。

自分が嫌いな人に聞いて欲しい。

 

 

6.テレキャスタービーボーイ/すりぃ feat. 鏡音レン

60秒の新感覚音楽

 

60sシリーズの3曲目。いや1分でガッツリ盛り上げてキッチリ締めてるの普通に凄くないですか?ファストフードミュージックじゃん……。

Youtuberとかの動画で良くピークは頭の10秒に持ってこい!って言う話を聞いたりしますが、そういう意味ではこの動画は大正解だと思います。1分ならあんま興味無くてもまあ聞いても良いかな…って思いますよね?今、聞きましょう。

 

追記:12/20に新曲「ジャンキーナイトタウンオーケストラ」が投稿されました。60sシリーズではありませんがPVからサビからイントロから全部クッソカッコいいので是非聞いてみてください。

 

 

7.ラストリゾート/Ayase feat. 初音ミク

 新時代の象徴

 

この曲は他の楽曲とは一線を画していて、「ニコニコ動画よりも先にYoutubeで人気が出た」ボカロ曲なんですよね…。

これがどういうことかというと、今まではニコニコ動画でボカロPとして人気が出てそこから音楽ユニットを作ってYoutubeに進出!という形式が多かったのですが、VOCALOIDの市場がYoutubeへと徐々に移って行く中でニコニコ動画というステップを挟む必要が無くなってしまいつつある。ということです。

というか、Ayaseという才能をニコニコ動画では発掘出来ていなかったと言うことが何よりも恐怖。この人マジで良い曲しか書かないのにラストリゾートまであんま伸びてなかったのヤバすぎませんか?ニコニコ動画の老人達の嗅覚が衰えてきてるのかもしれない…。

最近ではYOASOBIという音楽ユニットも結成して非常に勢いに乗っているクリエイターなので、来年も目が離せないですね。この曲だけではなく『フィクションブルー』や、新曲の『幽霊東京』もめっちゃかっこいい曲なので是非チェックしてみてください。

 

 

8.ヘイセイサヨナラバイバイ/ヘイセイプロジェクト feat. GUMI

平成最後のVOCALOID

 

自分は御存知の通り小中学生の頃からカゲロウプロジェクトのオタクだったので、当時対立的に出てきたヘイセイプロジェクトに関して正直あまり良いイメージがありませんでした。(というかクソガキオタクだったので対立煽りに乗せられて大分嫌いだった記憶がある)

あまり細かい話は脱線してしまうので省略しますが、終着点が見つからないまま風化してしまったこのプロジェクトを平成が終わるタイミングで完璧に締めてきたのは正直感動しました。歌詞にもメロディにも様々な想いが込められているのが伝わって来て、あの頃の思い出が如実に蘇り色んな意味でクるものがありました。

この曲を聞いた時が平成が終わったんだな、と一番自覚した瞬間だった。

 

 

9.パペットダンス/Noz.  feat. 初音ミク

もっと評価されるべき

 

いやマジで。世が世なら秒で殿堂入りするクオリティの曲連発してるのに何で伸びないのか不思議。何が足りないんだ…?

音も綺麗だしテンポも曲の構成も悪くないのでいつか必ず爆発すると思います。要チェックです。

新曲の「Zoo」はこれまでのNoz.から一つ殻を破ったような新しい楽曲でとても良かったです。コーラスで本人歌唱してる曲、自分はめっちゃ好きです。同ボカロPなので纏めておきます。

 

追記:12/27に新曲「ミルキー」が投稿されました。前述の「Zoo」に近い雰囲気のおしゃれな楽曲です。併せて聴いてみてください。

 

 

10.Jesus/ちいたな feat. IA×ONE

カメレオンボカロP

 

曲の引き出しが無限過ぎるし投稿の間隔に対してクオリティの高さおかしいし実は複数人いるって言われても驚かない。自分と同じ人間とは思えない…。

IA,ONEの無限の魅力を最大級に表現出来る貴重なクリエイターの一人。IA×ONEめっっっっっっっっっちゃ大好きなので非常にお世話になっています。この人のONEの絶妙な調声がマジで素晴らしすぎて…、多分今世界で一番上手いと思います。違和感が迷子(死語)。

 

 

11.わたしは禁忌/いよわ feat. 初音ミク・flower

唯一無二で最強の世界観

 

今年一番狂わされた曲。今まで正直かなりの数のボカロ曲を聞いてきた自信があるけどこんな曲は初めてで今年一年でこの人の世界観にかなり呑み込まれた。

癖が強いので普通の曲では満足できなくなった俺みたいな偏食オタクにはマジで聞いて欲しい。比喩的表現じゃなく世界変わります。俺は変わりました。

文章のみではこの人の楽曲と世界は正直伝えきれないので本当にとりあえず一回聞いて見て欲しいです。好みが分かれるのは承知の上でオススメします。

 

 

12.ブレス・ユア・ブレス/和田たけあき feat.初音ミク

初音ミクという「存在」

 

VOCALOIDは「楽器」なのでしょうか?それとも「歌手」?冷静に考えれば「楽器」なのですが、そんな簡単な話ではなさそうです。

VOCALOIDには当然AIは搭載されていないので自我はありません。VOCALOIDの発する声はその背後に必ず代弁させている「作曲者」がいます。そこにドラムやギターとの違いはありません。しかし、自分達はボカロ曲を聴いた時にそこに歌唱する「人」としての側面を見出します。その「人」としての側面はVOCALOIDのものなのか、曲中のキャラクターのものなのか、作曲者のものなのか…。

これだけでブログ1本書けそうですね。掘り下げていくと止まらなさそうなので割愛します。この曲はそんな「初音ミク」と人間との関係性を表現した曲です。

全然毛色は違いますが、個人的に今年の和田たけあきだと『ウラメシヤッホー』も推したいので併せて載せておきます。

 

 

13.絶え間なく藍色/獅子志司 feat. 初音ミク

流行りの曲は嫌いですか

 

絶妙な調声と癖になるリズムと魅せる文字。瞬間のブームにガッチリとハマった流行るべくして流行った一曲です。この曲が嫌いなオタクいるんですかね?

VOCALOIDあまり聞いてない人でも耳触り良いと思います。おすすめです。

 

 

14.不完全ボーダーライン/A:me feat. 初音ミク

これが令和のVOCALOID

 

令和一発目の超新星で個人的2019年VOCALOID新人賞です。

爽やかながら力強い調声と今までのVOCALOIDの強みを超融合させた正統派VOCAROCKで、イントロからアウトロまでガッツリ掴んできてくれるので非常に爽快で気持ち良くなれます。来年も目が離せないクリエイターですね。

 

追記:12/20に新曲「ライオットガール」が投稿されました。しかも過去一カッコ良くて書いてた内容破壊されました。活動開始から僅か1年でDECO:27の新曲とバチバチに張り合うレベルのクオリティまで昇華してきたのは自分の想像以上でした。

 

 

15.My Name Is 初音ミク/やなが みゆき feat. 初音ミク

聞く麻薬

 

VOCATRAPでブチ上がれるようになったら人生終わりです。もう治りません。自分は混沌とした動画とメロディに乗った歌詞のメッセージ性の強さに完全に中毒になってしまいました。皆さんはこうならないように気を付けて摂取してください。

古代のニコニコオタクには是非一回聞いて欲しいのが正直な所なのですが、その後のクレームは受け付けませんのでご了承下さい。

『祝福』とやながみゆきが参加している大日本ボカロ帝国の『ボカロNINJA』も同時に載せておきます。好みじゃなければ触れる必要のない世界なので気にしないでください。でも普通に曲としてはカッコいいので良ければ一回聞いてみてください。

 

 

16.とりあえずアナタがいなくなるまえに/椎名もた feat. 初音ミク

貴方が救った命があった

 

2015年に逝去した椎名もた(ぽわぽわP)のLOST Album「故に」に収録されている曲。彼が亡くなる前に作り溜めていたデモソングを再編したものだそうです。

死んだ人間は戻ってこない。でもその人がいたという事実、その人がやってきたことは決して消えない。彼が作り出した音楽は彼の死後も沢山の人が聴いて、その人の記憶に「椎名もた」は在り続ける。

月並みな表現になりますが、彼は今でも私達の中に生き続けています。この曲を聴いたあなたの記憶の片隅にも。

自分が死んだ後も、誰かの記憶に存在することが出来ていばいいなぁ。

 

 

17.アノニマスファンフアレ/ツミキ feat. GUMI

STW(スーパーツミキワールド)

 

もう全てが好き。言葉で語れない好き。脳が説明を放棄するカッコ良さ。これぞボカロ!って感じでマジで生まれた時からこういうのを求めてボカロ聞き続けてきてんだよな~って感じ…。

ボカロ曲のある種の特徴というか全盛期の先人達が作り上げてきた王道的なVOCALOID(個人的意見)のイメージを踏襲しつつ自分の世界を惜しみなく表現していてマジで超好きなんですよね。歌詞の作り方というか韻の踏み方から表現から漢字の使い方から全部好き。まあオタクは難しい漢字が大好きなので…。

 

追記:12/22に新曲「ヒウマノイドズヒウマニズム」が投稿されました。…、正直、個人的にツミキは純粋に好みで主観的に高めの評価をしていたつもりなのですが、その高めの評価を軽々超えられて震えています。無敵じゃん……全部好きなんやけど……。

 

 

18.あの夏のいつかは/*Luna feat. 音街ウナ & Rana

「あの夏」を思い出す

 

Twitterのフォロワーに「夏」を募集してそれを継ぎ合わせて動画を作るという天才的なアイデアで作られた曲。

皆さんは今年の夏は何をして過ごしましたか?自分はRAGE行ったり単位を取るために土下座マラソンしたり神社で本売ったりアニサマ行ってオタク泣きしたり江ノ島でおしるコーラ飲んだりしてました。そんな沢山の出来事を来年再来年、5年10年経った時、ふと思い出した時に、「あの夏」は楽しかった、「あの夏」は大変だったなと思い返して笑顔になれる。そんな「あの夏のいつか」を思い出させてくれる曲です。

夏って、良いですよね。

 

 

 

19.トラフィック・ジャム/煮ル果実 feat. flower

この果実には中毒性があります

 

聞けば聞くほどハマっていくスルメ曲。気付いた時には煮ル果実の世界に呑み込まれています。

メッセージ性が強いPVと癖のあるflowerの声がシンクロして無限にリピート出来る曲で、自分はマジで一生聴いてました。

新曲『キルマー』は過去作の『紗痲』とリンクしている楽曲

でこちらもオススメです。(紗痲は2019年の楽曲ではないのでリンクは貼っていませんが、良い曲なので是非調べてみてください)

 

 

 

20.レプリカ/sasakure.UK feat. 初音ミク

「ホンモノ」と「ニセモノ」の話

 

sasakure.UKバケモン過ぎる…。最初に聴いた時マジで鳥肌止まらなかった。3~4周してやっと脳が動き始めたレベルで、壮大なPVとメロディがシンクロしきっててとても人間が作れる代物だとは思えないです。

MVに出てくる青いチューリップは実際には存在しないそうです。そしてチューリップの花言葉は「愛」。オタクは花言葉を使った仕掛けが大好きなので涙が止まらない…。

 

追記:12/28に新曲「エゴ」が公開されました。まーーーーーーーじで深すぎて言葉が出てこない…。革蝉さんのイラストもやばいしこれまでの楽曲を散りばめた構成もやばいしもう全部やばい。是非一回見てみてください。

 

 

 

21.約束/はるまきごはん feat. 初音ミク

もう全部こいつ一人でいいんじゃないかな

 

曲絵動画全部自分でやっちゃう系ボカロP。今では増えましたが人気が出た当時はここまでのクオリティで全部やっちゃう人はほとんど居なかったんじゃないかな。当時非常に衝撃を受けたのを覚えています。
現在はスタジオごはんを立ち上げ、こむぎこ2000・Ogakiを始めとした非常にレベルの高いクリエイター陣と共同でアニメーションPVを作成しています。曲の世界観を表現する為に映像など全ての技術を駆使し全力で追求していく姿勢は他の追随を許しません。
この曲は前作の『再会』とリンクした曲となっており、またYoutubeニコニコ動画でPV、歌唱が違うという全く新しい作品となっています。Youtube版でははるまきごはん本人が歌唱しているので、興味がある方はそちらも調べてみてください。

 

 

22.失楽ペトリ/ナナホシ管弦楽団 feat. 初音ミク

沼に墜ちる

 

一発目に聴いた時から好き過ぎて一生リピート確定した。こういう全盛期のVOCALOIDを彷彿とさせる曲が大好きです。

初手のガツンと来るイントロから頭に残るフレーズと中毒性のあるドラムがめちゃくちゃにカッコいい。理由とかじゃなくもう本能がこれかっっっっっこいい~~~~~~~~~~~ってなってる。ズルいよね。全盛期の頃が好きな人ならきっと好きだと思います。

 

 

23.アンクローズ・ヒューマン/初音ミク

終わりのないあなたへ

 

2019年4月5日に永眠した伝説的クリエイターwowakaへの追悼ソング(?)。歌詞、メロディ、調声の端々から彼に対するリスペクトが感じられる非常にクオリティの高い作品です。

個人的にwowakaが亡くなって少し経った後のボカロがとても嫌いで、特にサムネイル白黒にしてそれっぽいカタカナタイトルでwowakaさん今までありがとうございました…😭みたいな取ってつけたキャプションと共に投稿する中途半端にwowakaが作り出した世界の上辺だけを掬い取って自分の自己顕示欲に利用したような曲が散見されたこともあり、正直この曲が上がった時も若干の嫌悪感がありました。

ただ、この曲だけは違いました。この曲は、wowakaに心酔していた我々からではなく初音ミクからwowakaへのメッセージの代弁です。

前述した通り、VOCALOIDには感情は無いのでその気持ちもそれを打ち込むクリエイターが作り出したものに過ぎないのですが、ある意味この曲自体を否定するようなそのメッセージを形にすることが如何に苦しいものであったかは想像に難くありません。

彼の曲を聞いた事が無い人(そんなオタクいるのか?)でも、wowakaという人間がVOCALOIDの世界でどれだけ大きな存在であったかが理解していただけると思います。

 

 

24.ジャンク/てとら feat. flower

曲もイラストも好き

 

こむぎこ2000の描く黒髪ショート女に恋をしてしまった……マジクソに好き。基本的に自分はイラストよりも曲重視で聞く方なのですが、この曲は本当にサムネイルの絵に一目惚れした感じでした。聴いてみたらてとらさんの楽曲もめちゃめちゃにかっこ良くてドハマリしました。軽快なギターとサビ前がめっちゃ好きです。おすすめです。

 

 

25.デカダンサー/アオワイファイ feat. 初音ミク

お前はどうなんだ?

 

言い回しと曲の進行がめっちゃ好み。

釈迦げるっていう単語語感もニュアンスもハチャメチャに好きで一生脳にこびりついてる。独特の雰囲気とテンポの良いリズムで聴いててノれる良曲です。

このブログを読んでいるデカダンサーの皆さんもぜひ聞いてみてください。

 

 

26.トピアリー/楽園市街 feat. 初音ミク

新人のクオリティではない

 

この人本当に2019年デビューの新人か………?映像の作り込みもクオリティもクソオシャレでマジで売れない理由なさすぎてやばい。

来年爆発しそうなのでマジで要チェックです、今ならまだでかい顔出来ます。

今年投稿された5曲全部めっちゃ強い曲なのですが、その中でもオススメの3曲をピックアップしておくので是非聞いてみてください。

 

 

27.心象カスケード/電ポルP feat. flower

最後の一音まで美味しい

 

イントロからアウトロまで完璧過ぎて非の打ち所がない。個人的には電ポルPの曲の中でもトップクラスに好きな曲でした。サビのドラムクソカッコいい…。聞けば聞くほど癖になるアウトロマジで最強すぎて一回再生したら最後まで聞いてしまう罠。

今年で電ポルPは初投稿から10年目なのですが、今年も良曲連発でマジで凄かったです。これからも一線を走り続けるクリエイターの1人として目が離せません。

 

 

28.ひみつの小学生/稲葉曇 feat. 歌愛ユキ

伝説のユキマスター

 

稲葉曇と言えば歌愛ユキ歌愛ユキと言えば稲葉曇です。

速くて中毒性があって不安定で寂しいVOCAROCKが大好きな人が作る、速くて中毒性があって不安定で寂しいVOCAROCKは、そんな自分の心の弱い所にスッと入り込んできました。

この曲も当然大好きなのですが、「ノンユース」を始めとした今年発表の曲は全て素晴らしい楽曲ばかりで、稲葉曇にしか作ることができない世界を垣間見ることの出来た一年間でした。

 

 

29.春嵐/john feat. 初音ミク

2019年最後の爆弾

 

初投稿の作品を運良く捕捉することが出来て、これはいつか爆発するぞ…と思っていたら年末に大爆発しました。

デビューしたての4月だけでも6曲を連続公開しており溢れんばかりの才能を見せつけていたのですが、この曲はそんな彼の作品群の中でも随一と言えるでしょう。

開幕からガッチリ掴んで離さず間髪を入れないサビを始めとした曲全体の疾走感が素晴らしく痛快で、俺はこんなボカロ曲を求めていたんだよ~!!と興奮しました。

 

 

30.春はバケモノ/ななきそなきそ feat. 初音ミク

最初からクライマックス

 

曲の構成がマジモンの天才で、初手にサビを持ってきてバチバチに上げてから緩急で振り回して500点のラスサビと締め。マジで言うこと無いです。お前がナンバーワン。

他のVOCALOID曲のような明確な盛り上がりを作るのではなく起点から周到にリズムを刻んで徐々に上げていくのが本当に綺麗で聞けば聞くほどハマっていく曲だと思います。オススメです。

 

 

 

 

最後に

目まぐるしく変わっていくインターネットの世界において、かつてVOCALOIDの主戦場であったニコニコ動画は既に全盛期の勢いを失い後は終焉を待つだけの俗に言う「オワコン」と化してしまいました。先見の明のあるクリエイター達は活動の本拠をYoutubeへと移し始めており、VOCALOID自体の注目度も全盛期に比べ明らかに減少していると言わざるを得ません。

それでも、このかつての一大コンテンツが自分達の青春時代を作り上げたことは間違いありません。たとえ規模が縮小しても、見る人が減っても、確かにそこにはあの頃の思い出が残っています。

VOCALOIDには無限の可能性があります。それは今も昔も変わりません。その可能性を追い求め続ける人間がいる限り、彼女達は歌い続けます。

 

 

ここまで長々と書いてきましたが、いかがでしたか?

このブログで紹介した様々な素晴らしいクリエイターとその楽曲は無限の可能性の一端でしかありません。そんな可能性の一端の中に少しでも皆さんの琴線に触れる楽曲があったなら、あーだこーだと唸りながら駄文を書き連ねた甲斐があるというものです。

またキリの良いタイミングでこういう形の紹介ブログを書ければと思っているので、是非また見ていただければと思います。そして聞いていただければと思います!!

おわり